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第43週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)感染性胃腸炎でした。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は25.28人と前週(24.34人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は5.11人と前週(4.27人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.49人と前週(2.76人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“咽頭結膜熱の流行発生警報が発令されました!”について取り上げました。
川崎市における令和5年第43週(10月23日〜29日)の咽頭結膜熱の定点当たり患者報告数は3.16人となり、平成18年以来17年ぶりに流行発生警報基準値(定点当たり3.00人)を超えました。7区のうち、中原区、高津区及び宮前区で基準値を超えており、宮前区が最多となっています。
咽頭結膜熱の主な症状は、39℃前後の高熱や結膜充血、咽頭痛等で、特に熱は5日前後続く場合がありますが、比較的予後は良好です。しかし、肺炎等を合併することもあるため、特に基礎疾患のあるお子さんは注意が必要です。
小児が集団で過ごす保育園等では、タオルやおもちゃの共用を避け、手洗い等を徹底して感染の拡大を防ぎましょう。
感染症情報(令和5年第43週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html
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